前回「そして母のこと」のつづきです。
さて、父方の伯母も認知症を患いました。伯母はグループホームという施設に入り、コロナ禍前には幾度となくお見舞いに出かけました。
グループホームでは認知症以外は比較的健康である入居者が自立した生活を目指す。とのことでした。しかし伯母の毎日は、良くも悪くも世俗から切り離された医療施設の中で、娘時代ファンタジーを生きているようです。通院以外に建物の外に出ることはないという安全かつ物悲しいイメージを持ちました🏥
母の安全は私の安心に繋がる。とはわかっていても、母を隔離されたような空間に送ることはイメージできず、グループホーム入居を自然と選択肢からはずしていました。
それなのに、ある朝起きると「認知症を患わないと入居できない施設」がにわか脳内でクローズアップされました。認知症対応のプロであるスタッフにケアされ、何度同じ話を聞いても新鮮に話を聞いてくれる利用者に囲まれることは母にとって悪くない選択に思えてきたのです。このヒラメキは今までの人生の決断時=就活や婚活、資格取得時などで味わったことのある強烈な感覚でした。全く根拠はない中 ⚡️これだ⚡️ と確信を持ち、展開を急かしたくなるような気持ちに陥ったのです。は、早く見学をしてみたい!気持ちに至り、ケアマネさんに連絡をしたところ、
「見学の予約はしてみます。が、どこも待機人数が多いですよ」とのこと。そうだよねそうだよね。気にいるところがあったら、待てば入れるんでしょ?まずは見学!と前のめり気味にお返事したら、「うーん。お母さんは一人でできる事もまだまだ多いので、なかなか順番が回ってこないかも」………💔……… となりながらも、3ヶ所へ見学に出かけることにしました。
そんな中、母には「国立市から‘90歳になったから、そろそろ一人暮らしはさせられないよ’って通知来たよ。近いうちに引越しがあるかもね」と方便🤥を使って何となく気持ちの準備をしてもらっていました。〜つづく
秘密の絶景ポイント!