海外旅行が好きなのは、異文化に触れて無理やりにでもリフレッシュさせられるから…と日々生意気に宣っております。
が、現地では手痛い目に遭うこともあります。実際に、運賃をボラれたり飲食店でチップ強要されたりの局面は、ままあります。日本での些事がどうでも良くなる、非日常体験ではありますね。
先日の欧州旅でのお話。
パリは至るところで道路工事が行われていました。てくてく歩いて以前滞在したAirbnb界隈を懐かしく訪ねた後に、さてホテル(オペラ座中心地からはかなり離れた立地)に帰ろうとGoogleマップを開いたところ……⚠️ マークだらけ!
歩数が20,000歩超えて足が相当重い中、迂回ルートやメトロまでの距離に目が回りそうになりました🌀
それでも工事区間端のバス停にたどり付き、これに乗れば一本でホテル近くに到着できるはず!とゴールを感じられた!……のに、なぜか停留所には誰もいない……うっそーん……と膝折れしそうなその時‼️
t’mdajtgmd@w??
通りからいきなり話しかけてくる人が現れました。ウーピー似の大きな女性。カラフルな布を身体に巻き巻きして足元はクロックスみたいな樹脂サンダル。通りの遠方を指差して何やら案内してくれようとしているらしき。
えー何ー?とスマホの翻訳アプリを起動させようともぞもぞしていると、こっちへ来いのボディランゲージと共にウーピーがずんずん歩き始めるではありませんか。
異国疲れやら体力不足やらで半ば思考停止状態の中、言われるがままに付いて行きました…あ、これ、知らない場所に連れてかれるかチップ求められるヤバいケースかも…と頭の片隅で感じながら…。
少し行くとそれなりの幅がありながら、人気のいない道路に張り紙らしきものがひらひらしています。
ああもしかしたら、ここ?これが臨時バス停🚏?と表情に出すと、ウーピーが満足気にうなずいたのを見て反射的に「来る来る来る!急に怖い顔して、🫴MONEY!! って来る!」と身構えました。
……あれ?身構えたのにウーピーはニコニコ笑いながらもう背中を向けて来た道を帰ろうとしている?
あああ。ウーピーはただの善意の人だったんだ。疑って悪かった。ありがとうありがとうありがとう……。
め、めるしー😭と半泣きで言葉にできた時には、ウーピーはスタスタ?のしのし?とその場を去っていました。
旅先での警戒心は捨てさることはできないけれど、せめて日本で困ってる人を見かけたらなるべく親切にしよう!と誓ったお話でした。(そしてますます道を尋ねられがちな人になっていくことでしょう。それで良いのだ🪴)
